入稿しました。
印刷代も払いました。
「表4の塗り足しが足りなかったお、修正しといたかんね」と印刷会社さんに連絡を貰いましたが(てへv)印刷してくれるみたいです。
多分12日にこの一冊だけ並べて持ってスペースに居ます。
約三年ぶりの紙の本……不思議な感慨があります。
正直出来はあんまり良くなくて、自分史上最低の点数に入るのですが……理由は本当に時間が足りなかった。
文章の荒れは最後まで手を入れてなるべく整えたので、文章自体には90点付けてもいいのですが、話そのものが……36ページで書く話ではなかったです。
もっとちゃんと練って、ディオの気持ちに寄り添って、きちんと書くべきだった。
心残りというか……最初からコンセプトを間違えてたことに書いてる途中で気づきましたが、後の祭りです。
原作補完話はこういうことに陥りがちだっていうのも、3年経って00の本を読み返してて思ったのですね。
00の本も放映中に出したのはこういう中途半端な話がいくつかあって、今となっては練りこみ不足だったと感じています。
一本の小説として、独立して読める。
やっぱりそういうのが書きたいし、読んでくださる方もそういう本を覚えてくださっている気がします。
そういう反省とは別のところで、昨夜はものすっごい充足感でいっぱいでした。
「あーーーー。書き上げたーーーーー」
っていう。
途中ぐちゃぐちゃ愚痴を言いまくり、出来上がった今も反省点は上に挙げたみたいにきりがないのですが、3年のブランクの後に、この1冊を形に出来たことは、本当に自分を褒めていいと思いました。
もう書けないと思った。
本を出さなくなってから相当長いこと、……バディコンで書こうと思うまで、2年以上そう思っていました。
実際小説も書かず、イベントも行かず、ネットも見てませんでした。
本はたくさん読みました。
プロの漫画をかーなーりー読みました。小説も、ライトなものを中心に、ミステリや時代劇も読みました。
暇つぶしに読んでいるって感じだったのですが、1年くらい前に読書感想系のSNSを始めて、ようやく目的意識を持って読み始めた感じです。
書かないでいる間に、写真を撮ることが趣味になりました。
ちょっと古いのですが、デジタルの一眼レフを使って、主に花の写真を撮っています。
今回ほぼ初めて、自分が撮影したものを表紙に使用しました。
花の写真は加工が難しいので――透過処理で花だけ残すのはどうやったらいいのか分からない――そちらは素材集からですが、空の写真は自分が撮影したものです。
素材の利用も許可が難しくなって……、ピクシブにも随分表紙素材も上がっていますが、印刷使用不可か事前許可を取ってくださいと言われるので――当然ちゃ当然ですが――いっそ自分で撮ったの使っちゃえ!と。
いつも花しか撮らないので、空は数枚しかなくて困りました……(笑)
表紙素材用に空の写真も撮り捲くろうと思います。
そうしたいろいろがあって、書かない間の積み重ねもあって、多分今の自分が居ます。
昨日入稿するまでは「もーオフはやらない、こんなきっついこともうやらない(´;ω;`)」と本気で思っていたのに、今日になったら「あー。こういう話書きたいよね~」とぼんやり考えている。
モノカキってのは因果で救いがたい病だなぁ、と思いますが……もう少しだけ、いけるところまで、行きたい。
今はそう思います。
なんだえらくマジメなこと書いたよコノヒト……(笑)
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