07.16 試行錯誤の軌跡

ちょっと用事があって00の既刊を探したら――引っ越し２回したので、どこにあるのか分からなくて(^_^;)――絶賛再読祭りになってしまいました（笑）

自分で書いた小説なのに！（笑）


やー、面白いです。
って内容が素晴らしいとかそういう話ではなく――さすがにそこまで自惚れてませんわな(^_^;)――ニル刹からライ刹への変化が、辿ってくと自分の手探りの軌跡がまざまざと見て取れて、面白いのなんの。

いや、これは書いた本人にしか出来ない楽しみですな（笑）

ニル刹本編沿いが一番私らしい話だし文章なんだけど、ライ刹のほうが遥かに恋愛度が高いです。
文章も意識的に変えていってるのが見て取れるし。

一作ごとに試行錯誤してたんだな、というのがよく分かります。

『光散る……』と『瑠璃天』『哀歌』をざっと読んだのですが、ニールとライルがちゃんと違う人間に描けてて驚きました。(←)

苦悩の仕方も、刹那への接し方も、刹那の愛し方も違う。
放映当時は本当に、アニューとの恋、死別のエピソードがあるまで、ライルの気持ちがまるで見えず、悩んでいました。
ライルが言葉に出すとことさら嘘吐きで、自分の気持ちを見せない捻くれものなんだと分かるまでの、試行錯誤が見て取れます(笑)

ちなみに、ＢＬ恋愛ものをお望みでしたら、ライ刹のほうがおススメです。
後半に向かうにつれて、恋愛要素が濃くなってます。

そういう意味でもオドロキ。
自分にこんな恋愛小説が書けるなんて驚きでした(笑)


毎晩アホ言ってて本当にすみません(^_^;)